保険・備え

学資保険は必要?新NISA・貯金との違いと向いている家庭を解説

学資保険は必要なのか。

それとも、新NISAや貯金で教育費を準備したほうがよいのか。

子どもの将来に関わるお金の話なので、なんとなく気になっていても、比較しようとすると急に難しく感じるテーマです。

私は貯金を兼ねてNISAを始めた多数派のミーハー人間だと思います。

ただ、実際に教育費の準備として考えるなら、「増えそうだからNISA」「安心そうだから保険」といったイメージだけでは少し危ないとも感じます。

子供NISAなど最新情報もあわせて今後の人生に役立てていきたいですね。

なお、いわゆる子供NISAとして知られていたジュニアNISAは2023年で制度終了しています。これから教育資金を準備する場合は、親名義の新NISA、貯金、学資保険などをどう組み合わせるかが現実的な選択肢になります。

結論から言うと、学資保険が必要かどうかは、「教育費を確実に準備したいのか」「運用で増やす可能性も取りたいのか」「親に万が一があった時の保障も必要か」で変わります。

学資保険・新NISA・貯金の違いを先に整理

まずは、3つの違いをざっくり整理します。

方法特徴向いている家庭
学資保険教育費を計画的に準備しつつ、契約者に万が一があった時の保障も持てる確実性と保障を重視したい家庭
新NISA運用益が非課税。長期で増やす可能性があるが、元本割れリスクもある教育費まで時間があり、投資リスクを理解できる家庭
貯金元本が減りにくく、必要な時に使いやすい安全性と使いやすさを重視したい家庭

どれか1つを選ぶというより、目的ごとに分けるのが考えやすいです。

  • すぐ使う可能性があるお金は貯金
  • 大学費用など時期が決まっているお金は学資保険や貯金
  • 10年以上先の資金は新NISAも検討

学資保険が向いている家庭

学資保険は、教育費を強制的に積み立てたい家庭に向いています。

毎月保険料を払う形なので、普通預金に置いておくよりも「使わずに残す」仕組みを作りやすいのが特徴です。

また、契約者である親に万が一のことがあった場合、以後の保険料の払い込みが免除されても、満期保険金や祝い金を受け取れるタイプの商品もあります。

この点は、単なる貯金やNISAにはないメリットです。

一方で、途中解約すると元本割れする可能性があります。急にお金が必要になった時に自由に引き出しにくい点も注意が必要です。

新NISAが向いている家庭

新NISAは、長期で教育費や将来資金を準備したい家庭に向いています。

運用益が非課税になるため、うまく運用できれば貯金よりも大きく増える可能性があります。

ただし、NISAは投資です。

教育費が必要になるタイミングで相場が下がっていれば、元本割れしている可能性もあります。

そのため、入学金や授業料のように支払時期が決まっているお金を、すべてNISAだけで準備するのは慎重に考えたほうがよいです。

新NISAを使うなら、次のような考え方が現実的です。

  • 生活防衛資金は貯金で確保する
  • 近い将来に使う教育費は貯金で分ける
  • 10年以上先のお金を新NISAで運用する
  • 大学進学が近づいたら、運用資産を少しずつ安全資産へ移す

ジュニアNISAは今から始められる?

以前は、子ども名義で利用できるジュニアNISAがありました。

ただし、ジュニアNISAは2023年で終了しています。

2024年以降は、新規投資はできません。すでにジュニアNISAで保有している商品については、一定の条件のもとで非課税保有や払い出しの扱いが続きます。

これから教育資金を準備する場合は、基本的に親名義の新NISAを活用する形になります。

「子供NISA」という言い方を見かけることがありますが、現在新しく始める制度としてはジュニアNISAではなく、親が新NISAを使って教育費や将来資金を準備するイメージです。

貯金だけではだめなのか

貯金だけが悪いわけではありません。

むしろ、教育費の一部は貯金で持っておくべきです。

なぜなら、入園・入学・受験・制服・教材・引っ越しなど、子どもに関する支出は急に発生することがあるからです。

投資や保険だけに寄せすぎると、必要な時にすぐ使えるお金が足りなくなる可能性があります。

まずは、生活費の3〜6か月分を生活防衛資金として貯金で確保し、そのうえで教育費用の貯金、学資保険、新NISAを考えると安心です。

迷った時の考え方

学資保険、新NISA、貯金で迷った時は、「どれが一番得か」だけで決めないほうがよいです。

教育費は、必要になる時期がある程度決まっているお金です。

そのため、増やすことだけでなく、必要な時に使える状態にしておくことが大切です。

重視したいこと選びやすい方法
確実に教育費を残したい貯金・学資保険
親に万が一があった時の備えも欲しい学資保険
長期で増やす可能性を取りたい新NISA
いつでも使えるお金を持ちたい貯金

おすすめは「分けて準備する」こと

個人的には、教育費は1つの方法に寄せすぎないほうが安心だと思います。

たとえば、次のように役割を分ける形です。

  • 生活防衛資金:普通預金
  • 近い教育費:教育費専用の貯金口座
  • 確実に残したい大学資金:学資保険
  • 10年以上先の余裕資金:新NISA

このように分けておくと、相場が下がった時でも慌てにくくなります。

また、保険に入りすぎる、投資に寄せすぎる、貯金だけで不安になるといった偏りも防ぎやすくなります。

まとめ

学資保険は、すべての家庭に必須ではありません。

ただし、教育費を計画的に準備したい家庭や、親に万が一があった時の保障も重視したい家庭には向いています。

新NISAは、長期で増やす可能性がある一方、元本割れのリスクがあります。貯金は増えにくいですが、必要な時に使いやすい安心感があります。

大切なのは、学資保険・新NISA・貯金を比較したうえで、家庭ごとに役割を分けることです。

私自身もNISAを始めた側の人間として、増やすことの期待はあります。ただ、子どもの教育費となると、必要な時期に使える安心感も同じくらい大事だと感じます。

参考記事・出典

この記事の振り返りFAQ

学資保険は必ず必要ですか?

必ず必要ではありません。ただし、教育費を計画的に準備したい家庭や、親に万が一があった時の保障も重視したい家庭には選択肢になります。

学資保険と新NISAはどちらがよいですか?

確実性と保障を重視するなら学資保険、長期で増やす可能性を取りたいなら新NISAが選択肢になります。ただし、新NISAには元本割れリスクがあります。

ジュニアNISAは今から始められますか?

ジュニアNISAは2023年で制度終了しているため、今から新規で始めることはできません。これから教育資金を運用で準備する場合は、親名義の新NISAを活用する形が基本です。

教育費は貯金だけでもよいですか?

貯金だけでも問題ありません。特に近い将来に使う教育費は、すぐに引き出せる貯金で準備しておくと安心です。余裕があれば学資保険や新NISAと組み合わせる方法もあります。

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