多様な家族の形

子どもを持たない選択とは?DINKs・夫婦の価値観と家族の形

子どもを持つか、持たないか。

これは、人生の中でもかなり大きなテーマだと思います。

結婚するかどうか。

子どもが欲しいかどうか。

夫婦でどんな暮らしをしたいか。

周囲から見ると簡単に見える選択でも、当事者にとってはすぐに答えが出ないことがあります。

私も現時点で30代前半の独り身ですが、相手がいながらも必ず子供が欲しいのかと自問自答しては答えがだせないままです。私と近い状況の男性は多いと思うのでぜひ一読を。

「子どもがほしくない」と言い切れるわけではない。

でも、「必ずほしい」とも言い切れない。

そういう曖昧な状態にいる人は、実は少なくないのではないでしょうか。

結論から言うと、子どもを持たない選択は、家族を否定する選択ではありません。

大切なのは、世間の正解ではなく、自分たちが納得できる人生設計を考えることです。

子どもを持たない選択とは?

子どもを持たない選択とは、結婚していても、またはパートナーがいても、子どもを持たない人生を選ぶことです。

理由は人によってさまざまです。

  • 仕事やキャリアを大切にしたい
  • 夫婦2人の時間を大切にしたい
  • 経済的な不安がある
  • 育児に対する不安がある
  • 健康上の理由がある
  • 自分の性格や生活に合うか悩んでいる
  • そもそも強い希望がない

どれか一つの理由だけで決まるとは限りません。

お金、時間、仕事、体力、価値観、パートナーとの関係。

いろいろな要素が重なって、「まだ答えが出ない」という状態になることもあります。

DINKsとは?意味をわかりやすく整理

DINKsとは、「Double Income No Kids」の略です。

一般的には、共働きで子どもを持たない夫婦を指します。

日本語では「ディンクス」と呼ばれることがあります。

言葉意味
DINKs共働きで子どもを持たない夫婦
子なし夫婦子どもがいない夫婦全般を指すことが多い
選択子なし自分たちの意思で子どもを持たない選択をすること

ただし、言葉だけで人の生き方を単純に分類することはできません。

「今は子どもを考えていない」人もいれば、「将来は考えるかもしれない」人もいます。

また、望んでも授からない場合もあります。

そのため、子どもがいない家庭を一括りにして見るのではなく、背景や気持ちはそれぞれ違うと考えることが大切です。

子どもを持たない理由はひとつではない

子どもを持たない選択というと、強い意思を持って「いらない」と決めた人だけを想像しがちです。

でも実際には、もっとグラデーションがあります。

たとえば、次のような人もいます。

  • 今は仕事が忙しく、考える余裕がない
  • 経済的に不安で踏み切れない
  • パートナーとは話しているが結論が出ていない
  • 子育てに向いているか不安がある
  • 親になるイメージがまだ持てない
  • 周囲から聞かれるほど考えたくなくなる

子どもを持つかどうかは、白黒で決められるものではありません。

「ほしい」「ほしくない」の間に、迷い、不安、保留、時期の問題があります。

答えがすぐに出ないこと自体を、責めなくてもよいと思います。

男性も「子どもがほしいか」で悩んでいる

子どもを持つかどうかの話は、女性側の問題として語られがちです。

でも、男性側も悩むことがあります。

自分は父親になれるのか。

収入は足りるのか。

仕事との両立はできるのか。

自由な時間はどう変わるのか。

パートナーの希望と自分の気持ちが違ったらどうするのか。

こうした悩みを、男性が言葉にする機会は意外と少ないかもしれません。

「男なら覚悟を決めるべき」といった空気があると、迷いを話しにくくなります。

でも、子どもを持つことは人生に大きく関わる選択です。

男性側が迷うことも、自然なことです。

子どもを持つかどうか、夫婦・パートナーで話したいこと

子どもを持つかどうかは、どちらか一方だけで決めるものではありません。

パートナーがいる場合は、早めに少しずつ話しておくことが大切です。

ただし、いきなり結論を出そうとすると重くなります。

まずは、次のようなテーマを分けて話すと整理しやすくなります。

話すテーマ確認したいこと
気持ち子どもがほしいか、まだ迷っているか
時期今すぐなのか、数年後なのか、未定なのか
お金教育費、住まい、働き方への不安
暮らし家事、育児、仕事の分担をどう考えるか
価値観夫婦2人の生活をどう大切にしたいか

大切なのは、相手の答えを急がせないことです。

「ほしいの?ほしくないの?」だけで迫ると、話し合いではなく確認作業のようになってしまいます。

迷っている状態も含めて共有することが、関係を壊さずに話す第一歩です。

周囲から聞かれた時の受け流し方

子どもを持つかどうかは、とても個人的な話です。

それでも、親戚や職場、友人から「子どもは?」「そろそろ?」と聞かれることがあります。

悪気がないとしても、聞かれる側にとっては重く感じることがあります。

その時は、すべて正直に説明しなくても大丈夫です。

  • 「今はまだ考え中です」
  • 「2人で話し合っているところです」
  • 「そのあたりはゆっくり考えています」
  • 「また決まったら話しますね」

相手に納得してもらうために、自分の人生設計を細かく説明する必要はありません。

答えたくない話題には、線を引いてもよいです。

子どもを持たない人生で考えておきたいこと

子どもを持たない選択をする場合、夫婦2人の人生設計を考えておくと安心です。

子どもがいる・いないにかかわらず、将来のお金、住まい、介護、親族との関係は考える必要があります。

  • 老後資金をどう準備するか
  • 病気や介護が必要になった時に誰へ頼るか
  • 親の介護と自分たちの生活をどう両立するか
  • 相続や遺言をどう考えるか
  • 家族や友人とのつながりをどう保つか

子どもがいないから不安、というよりも、どの家庭にも必要な準備があります。

そのうえで、自分たちに合う備え方を考えていくことが大切です。

子どもを持つ選択も、持たない選択も、簡単ではない

子どもを持てば幸せ。

子どもを持たなければ自由。

そう単純に言い切れるものではありません。

どちらにも喜びがあり、不安があり、責任があります。

だからこそ、どちらかを選んだ人を安易に評価するのではなく、それぞれの背景を尊重したいところです。

特に今は、働き方、結婚観、家族観が多様になっています。

厚生労働省の資料でも、結婚を選択的な行為として捉える見方が広まっていることが示されています。

また、こども家庭庁関連の少子化調査資料でも、結婚や出産に関する理由は年齢や状況によって異なることが整理されています。

つまり、結婚や子どもに関する価値観は、昔よりも一人ひとりの事情が見えやすくなっているテーマです。

迷っている人がまずできること

今すぐ結論を出せないなら、まずは情報と気持ちを分けてみるのがおすすめです。

  • 子どもがほしい気持ちはどれくらいあるか
  • 不安に感じているのはお金か、時間か、責任か
  • パートナーはどう考えているか
  • 今の暮らしで大切にしたいものは何か
  • 5年後、10年後にどうありたいか

紙に書き出すだけでも、自分の迷いが少し見えやすくなります。

そして、結論は一度で決めなくても大丈夫です。

年齢や状況によって、考え方が変わることもあります。

ただ、パートナーがいる場合は、まったく話さないまま時間が過ぎると、あとからすれ違いが大きくなることがあります。

答えが出ていなくても、迷っていることを共有するだけで、話し合いの入口になります。

参考記事・出典

まとめ

子どもを持たない選択は、家族を否定することではありません。

また、子どもを持つ選択だけが正解というわけでもありません。

DINKs、夫婦2人の暮らし、子どもを持つ家庭、まだ迷っている状態。

どの形にも、それぞれの事情と考え方があります。

大切なのは、周囲の期待だけで決めないことです。

そして、パートナーがいるなら、答えが出ていない段階でも気持ちを共有しておくことです。

家族の形は、誰かに決められるものではなく、自分たちで考えていくものです。

この記事の振り返りFAQ

DINKsとは何ですか?

DINKsは「Double Income No Kids」の略で、一般的には共働きで子どもを持たない夫婦を指します。ただし、背景や価値観は家庭によって異なります。

子どもを持たない選択は悪いことですか?

悪いことではありません。子どもを持つかどうかは個人や夫婦の価値観、生活設計、体調、経済状況などによって考えるテーマです。

パートナーと子どもについて意見が違う時はどうすればよいですか?

いきなり結論を出そうとせず、気持ち、時期、お金、働き方、将来像を分けて話すことが大切です。迷っている状態も共有すると話し合いやすくなります。

周囲から子どもについて聞かれた時はどう答えればよいですか?

すべてを説明する必要はありません。「今は考え中です」「2人で話し合っています」など、短く答えて線を引いても問題ありません。

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